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10年ほど前に隆起性皮膚線維肉腫になった時のしょうもない話

10年ぐらい前に隆起性皮膚線維肉腫という病気の手術をしています。

聞き慣れない漢字ばかりのよくわからんこの病名はなんだって思われるでしょうが、

私自身もよくわかっていません!

自分の病気なのでわからないこともないですが簡単に言えば皮膚がんの一つですね。

話をすると「がんとかやばいじゃん!」って言われますが10年ほど経過して再発もなくピンピンしてるので、この病気に関してはやばいけどちゃんと手術すれば死なない程度のものです。(※個人の感想です)

とは言ってもがんだし診断された時はビビってしまうと思いますし、

ググっても病気についてはなんとなくわかるが、出てくるのはCiniiやJ-Stage等の論文ばかりって思ったので経験を書いていきます。

内容としてはなんだかんだで今も元気に生きてるよってだけなので、大した内容ではないです。

 

・隆起性皮膚線維肉腫とは

この病気と診断された人なら概要を聞いてると思うので今更でしょうが皮膚がんです。

国立がんセンター 希少がん研究センターには下記のように記載されていました。

皮膚の真皮を構成する線維細胞の中から発生することが多い肉腫です。転移する力は元来弱いので、原発巣の初回手術で23センチメートルから3センチメートルの余裕をもって切除して治してしまうことは大切ですが、切除の大きさよりも十分な深さで切除してしまうことがもっと重要です。再発を繰り返すと、みえないがん細胞がばらばらに散らばったり、もともとの細胞の性質が変化して悪性度が増したりする傾向があり、注意が必要です。

 https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/skin_tumor/index.html より

 

10年前に調べた時は10万人に0.5人の割合だとか再発率は高いけど転移するのは稀とかそんなのを見た記憶があります。

DFSPと言うらしいので以降は本文中にはDFSPって書いていきます。

まあ、私も専門家じゃないし真面目に調べてもいないんで自分で頑張って調べてくれ!

 

 

・隆起性皮膚線維肉腫 (DFSP) と診断されるまで

できてから診断されるまでですね。

診断されたのは大学生の時で2009年10月の自分の誕生日前日だったのは覚えています。(その年は最悪の気分で誕生日を迎えましたw)

DFSPができ始めたのは多分2008年12月ぐらいだったかな?

できた時もそんなにやばいものと思ってなかったので1年弱放置してました。

あとは背中にできて普段見られるところになかったってのもありますね。

最初はなんとなーく背中にボコッとしたものができて椅子の背もたれとかに思いっきり寄りかかるとちょっと痛いかなぐらいでした。

年明けて成人式に出席するために実家に帰った時に親に「背中になんか変なものができてるぞ」と言われ、そんなに変なものなら確認してみるかとなった時に初めて顔合わせをしました。

その時の大きさはどれぐらいか忘れましたが赤黒いコブができていたのを覚えています。

親に「それ癌じゃないの?」と茶化され「若いのに癌になるわけないじゃん、わはは」なんて返してたのを覚えています。しっかりとフラグが立っていたんですね。

そんな返しをしていたぐらいなので放置していたのですが、

時間が経過するにつれてコブができている箇所が痛痒くなってきましたが、病院に行くのが面倒だったのと裸にならなければ見られない部分なので気にかけてる人がいないということで放置してました。

そんなもんだから背中にできたDFSPもすくすくと成長をし夏休みを迎えました。

夏休みの終わり頃に実家に帰った時に親に「なんかそれ大きくなってない?病院に行ったら」と言われ病院に行き事態が動き始めたのです。

親にそう言われた時は「そろそろ痛痒いのも嫌になってきたし大きくなってきたなら病院に行って取ってもらうかーピッて感じで切って終わりっしょ」みたいな軽いノリで病院に行きました。

皮膚科外来に行くとなかなか綺麗な女医さんが笑顔でいて少しテンションが上りました。

話をして背中を見せたら綺麗な顔を歪ませて「うーん、これ検体取って検査しますね」という感じで「検体ってなんだ?すぐ取ってもらうものじゃないのか」と思いその日は帰宅。

その一週間後、9月の夏休みの最終週にがんセンターへの紹介状を渡されました。

その時点でどんなアホでもまあ気づきますよね。

誕生日前日に「隠しても仕方がないので言うけどあなた癌よ」とあまりにあっさり言われたのでその時は「あっ、そうっすかw」としか言いようがなかったですね。

そして入院と手術が決まりました。

 

・手術から現在まで

いきなり飛ぶなって思いましたが特に書くこともないので。

手術については直径2cmほどのDFSPとその周り3cm程を除去するとの事で直径8~10cmぐらい取っています。

私の場合は切り取った場所に太ももから剥いだ皮膚を貼り付けるといった内容でした。

手術する場所にもよるとは思いますが私は全身麻酔で10時ころに手術を始めて病室で目が覚めたら17時頃だったのでまあまあな時間手術していたのかな?

その後は特に何もなく皮膚がくっつくまでの一ヶ月ほど入院をしていました。

背中だったので皮膚が完全に付くまで仰向けで眠れなかったのが辛かったですね。

 

退院後、3ヶ月ぐらいは毎月通院、そこから1年経過までは3ヶ月毎、2年目以降は毎年通院して5年経過してからは通院からは開放されました。

来てくださいと言われなくなっただけで毎年の検査なり通院なりはした方が良いみたいですけどね。

そんなこんなで11年ほど経ちますけど今の所再発せずにやっています。

再発しても同じDFSPなら取ってやればいいか程度に考えています。

 

病気とくに癌なんてものは怖いものですが、ただ怖がっていても仕方がないしなったものは仕方がないから付き合っていくしかないと思ってます。(転移や死ぬ確率が低いからそう思うのかも知れませんが)

それに癌は大体の人がいつかなるものだし皮膚がんでラッキーって思うようにしてます。

人間いつか死ぬけどDFSPになってもさっさと取ってしまえば10年後も健康に生きてるので、なっちまったもんはしょうがないとあまり気にしなくていいと思いますよ。

まあ、10万人に0.5人の割合の病気を引くなんてなかなか運が悪いですけどね。

宝くじ買えば100万円ぐらいなら当たるんじゃないのって思ってます。(当たったことないけど)

とりあえず健康に生きてます!